1979-09-06 第88回国会 参議院 本会議 第3号
○国務大臣(内藤誉三郎君) 小野さんから御質問のありました小中学校の学級編制の標準の問題につきましては、昭和四十九年の衆参両院の文教委員会の附帯決議並びに昨年の衆議院文教委員会の定数小委員会の報告の趣旨に沿い、文部省としては昭和五十五年度から九カ年計画で改善を図るべく来年度の概算要求に所要の経費を盛り込んでおりますが、今後財政当局と十分御相談してまいりたいと考えております。 なお、小中学校の児童生徒
○国務大臣(内藤誉三郎君) 小野さんから御質問のありました小中学校の学級編制の標準の問題につきましては、昭和四十九年の衆参両院の文教委員会の附帯決議並びに昨年の衆議院文教委員会の定数小委員会の報告の趣旨に沿い、文部省としては昭和五十五年度から九カ年計画で改善を図るべく来年度の概算要求に所要の経費を盛り込んでおりますが、今後財政当局と十分御相談してまいりたいと考えております。 なお、小中学校の児童生徒
○内藤国務大臣 このたび政府から提出いたしました昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 私立学校教職員共済組合は、昭和二十九年一月に、私立学校の教職員の福利厚生を図る目的のもとに、私立学校教職員共済組合法により設立されたものでありますが、それ以後、本共済組合が行う給付については
○国務大臣(内藤誉三郎君) やっぱり私学の問題は、非常に大事な問題です。私は、国からもまあ不十分でございますけれども、できるだけ私学に対する援助を強化しまして、なるべく不当な寄付金を取らないで、正常な運営ができるように、文部省としては最善の努力をいたしております。 ただ、私学というものは、やっぱり公の機関ですから、これは私は私学の理事会はしっかりしてほしいと思うんです。それから、大体、入学や何かは
○国務大臣(内藤誉三郎君) 手続的に遺憾な点があったようでございますが、今後はこういうことのないようにしっかりやりますから、どうぞよろしく。
○国務大臣(内藤誉三郎君) ちょうどオリンピック村だったものですから、いままでのセンターは大体施設管理が中心でございました。
○内藤国務大臣 ただいま御決議のありました国立大学の施設の管理等に関する問題につきましては、御決議の趣旨に沿って速やかに事態の解決を図るよう、なお一層の努力をいたす所存であります。 また、同じく御決議のありましたニホンカモシカによる食害問題につきましては、御決議の趣旨に沿って関係各省庁との連絡を密にし、その対策についてなお一層の努力をいたす所存であります。どうぞよろしくお願いいたします。
○内藤国務大臣 私が言ったのは、何か官僚の天下りというものについて大変あなた方から御批判もありましたから申し上げたので、やはり、これは放送大学ですから、国民の信頼と尊敬をかち得るようなりっぱな人を選びたい。だけれども、主務大臣は私だけでなくて郵政大臣も主務大臣ですから、郵政大臣とよく協議して、やはり放送関係の専門家も入ってもらわなければならぬ。その放送関係の専門家が天下りとは私は考えていない。
○内藤国務大臣 よく相談して、検討させていただきます。
○国務大臣(内藤誉三郎君) お答えいたします。 阿部委員の地方交付税の不交付団体に対する義務教育諸学校の教職員給与費等の国庫負担の質問でございますが、この問題は、昭和二十八年度の義務教育費国庫負担制度創設以来、一貫して一定の基準により算定した額を国庫負担の最高限度としているものでありまして、これをいま直ちに変更する考えはございません。どうぞよろしく。(拍手) 〔国務大臣橋本龍太郎君登壇、拍手
○国務大臣(内藤誉三郎君) これは結局人柄だと思います。私は文部省で多年働いて、文部省で働いたその実績を特殊法人の中で生かすということは、これはいいことだと思うんで、天下り人事が全部悪いというわけじゃないんで、人柄だと思うんです。そしてその団体を統率するだけのりっぱな人であれば私は結構だと思うんです。
○国務大臣(内藤誉三郎君) 私も私学の経営にタッチしましたことがありますが、一番大事なのは理事者ですよね。理事者がしっかりして、——国民の期待を裏切るようなことをすれば、その学校はやがてつぶれてしまいますよ。ですから、私は一番大事なのは、特に教職員も大事でございますけれども、私学の場合には私学の経営に当たるところの理事者が、そういう一回でも国民の批判を招くような経理をしたときには、本当に私は責任をとっていただきたいと
○国務大臣(内藤誉三郎君) お話のとおり、オリンピックである以上、これは各国が競うわけですから、日本が優勝してほしいと思います。しかしながら、それはあなたのおっしゃるように、平素の体力づくりがなくして、そのオリンピックだけを目的にしたら、それは意味がないと思うんです。やっぱり平素の体力づくりの成果がオリンピックであらわれる、これが本当じゃないでしょうかと私は思います。
○内藤国務大臣 こういうことが起きますと、ますます学閥が盛んになると私は思うので、どこの学校に行ったって、やはり人間としては教育の機会均等だと思いますから、できるだけ教育の機会均等を保障するためにも、この排他的な指定校制度はいかぬと私は思います。
○内藤国務大臣 指定校制度につきましては、御指摘のとおり、永井さん、海部さん、砂田さんも一生懸命おやりになって、私ども昨年の調査をしますと、だんだん減少の傾向になっているのです。 本年の二月に、大学局長名をもって関係団体に対して、こういう排他的な指定校制度はやめるようにということを強くお願いしましたけれども、私も、これから御指摘のとおり関係団体に参りまして、排他的な指定校制度を今後徹底的に改善していただくように
○内藤国務大臣 確かに西岡先生のおっしゃる地域、四国とかあるいは東北とか偏在した放送の機会の少ないところ、これをやるということは非常に大事だと思う。ただ、文部省としては、最初の試みでございますからまず東京タワーと、こうきたのですけれども、御指摘の点はまことにごもっともだと思っています。そういうところこそ放送が必要だと思います。 それから、確かに七十一年というのは長過ぎるとおっしゃる。七十一年でなくもっと
○内藤国務大臣 西岡先生の放送大学の将来計画のお尋ねでございますが、将来における放送大学の対象地域拡大の問題については、文部省としては、今後における高等教育の計画的整備を進めるに当たって重要なプロジェクトとして対処すべきものと考えております。 したがいまして、この観点からすれば、その目途としては、現時点におきましては、現に策定中の後期高等教育計画に引き続き、それ以後十年間を計画期間とする新しい高等教育計画
○内藤国務大臣 これまでの御論議を通じて、各党とも放送大学の意義を高く評価され、積極的な姿勢で審議していただいておりますことにつきまして、私は心から御礼を申し上げたいと思います。 今回提出した放送大学学園法案は、文部省において郵政省とも相携えて、関係省庁とも十分協議の上取りまとめたものであり、現時点においては最善なりと考えて提案したものであって、十分御審議の上御理解をいただくようお願いを申し上げたいと
○国務大臣(内藤誉三郎君) 元号は、わが国では孝徳天皇の時代に大化と称せられたのに始まり、その後、当初わずかな中断はあったが、昭和の今日まで約千三百年の長きにわたって使用され、現在広く国民生活に定着しているところであります。その意味からして、元号はわが民族の歴史に根差した伝統の一つであり、広い意味で文化的遺産と言えるんじゃなかろうかと思います。
○国務大臣(内藤誉三郎君) いま久保さんのおっしゃることもわかりますけれども、しかし、元号はわが国の文化的遺産として、御承知のように歴史学習においても、大化の改新とかあるいは天平時代、元禄文化、明治維新などの元号に関しては歴史的事実、これはその時代的背景などに十分注意して歴史教育しているんですよ。ですからあなたのおっしゃるように、一貫性をやる場合にはやっぱり西暦と併記する必要が私はあろうと思いますけれども
○国務大臣(内藤誉三郎君) 戦後の教育制度の中にいままで元号というのはないんで、年号と言ってきたんですけれども、それは同じ意味でございます。
○国務大臣(内藤誉三郎君) 御指摘のとおり、日本の将来は青少年が担うわけですから、その青少年が、いまのように塾が繁盛して、受験勉強に追われておったのでは、これはやっぱり将来だめだと私は思うんです。やっぱり国際的に信頼され、尊敬されるように、いまおっしゃったエネルギー問題ももちろん大事、経済問題も大事ですが、何が大事だと言って、私は人づくりほど大事なものはないと思う。そういう意味で、私は、この総合センター
○国務大臣(内藤誉三郎君) このたび政府から提出いたしましたオリンピック記念青少年総合センターの解散に関する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 オリンピック記念青少年総合センターは、昭和三十九年に開催されたオリンピック東京大会を記念し、この大会の選手村の施設を青少年のための宿泊研修施設として管理運営するために、オリンピック記念青少年総合センター法により、昭和四十年に
○国務大臣(内藤誉三郎君) 勝又委員の御趣旨よくわかりました。ただ、非常に大事な問題ですけれども、関連するところが非常に多いものですから、慎重に検討さしていただきます。
○国務大臣(内藤誉三郎君) 御指摘のとおり不十分ではありますけれども、これは仮校舎ですから、まあ私はやむを得ないんじゃないかと思うんですがね。
○内藤国務大臣 御趣旨の点よくわかるのですけれども、政党の役員だから排除するということは従来の特殊法人の場合にはやっていないのですよ。ですから、先ほど局長が答弁しましたように、これは慎重にやらなければいかぬと私は思うのです。 御指摘のように、国立大学につきましても文部省はほとんど関与してはいけないでしょう。全部大学の自治に任しておりますから、いわんや特殊法人の場合においてはこれは慎重にやりますが、
○内藤国務大臣 いろいろ御心配の点もございますけれども、特殊法人の場合に大体こういうことをやっておりますので、私どもはこれは慎重にやって、そういう御懸念のないようにいたしたいつもりでございます。
○内藤国務大臣 私どもとしてはこれでいいと思っておるのですけれどもね。 御指摘のように各方面の意見も聞いて、実施に当たっては慎重にしたいと私は思っておりますけれども、ともかく最初の試みでございますからひとつ御協力を賜りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
○内藤国務大臣 とにかくいま放送時代ですから、御指摘のとおり初めての試みですから、いろいろ御疑問の点もおありかと思いますけれども、ともかくこれはやらしてみていただいて、悪い点があったら今後改善していったらいいと私は思うので、(「われわれの審議は何だというんだ」と呼ぶ者あり)いやいや、私どもはこの案で間違いないというふうに信念を持っているのです。
○内藤国務大臣 いまのところ、私は、修正する必要はないんじゃないかと思っていますが……。
○国務大臣(内藤誉三郎君) 後期中等教育及び高等教育について私立学校の占める割合の大きいわが国においては、私学進学者との均衡等から国公立学校についても妥当な程度の負担を求めることといたしておるのでございます。また私立学校を含めて無償化を図ることは、私学制度の根本にかかわることであり、したがって従来の方針を変更して漸進的にせよ無償化の方針をとることは適当でないので留保いたしました。 わが国では、本規定
○国務大臣(内藤誉三郎君) 人権の尊重は日本国憲法の基本的精神の一つである。文部省としても、従来から、この精神を具体化すべく施策を進めてまいった次第であります。国際人権規約は世界人権宣言に掲げる人権と基本的自由に関する諸原則を条約化したものであり、文部省としても、批准のため規約の関係条項と国内法令との関連において検討を重ねてきた次第でございます。 規約の内容については、後期中等教育及び高等教育の漸進的無償化
○国務大臣(内藤誉三郎君) 小巻先生の御意見、まことにごもっともでございます。私学は私も自分で経験がありますけれども、やっぱり教育の面は教授会が中心でやると、それから管理運営は理事会が中心でやる。理事長が横暴をきわめるというのは、理事会が私は意気地がないと思うんですよ。理事会が何しているんだと言いたいんですよ。そこでやっぱり、しっかりした理事会がきちっとし、教育研究は教授会に任せる、こういう体制を早
○国務大臣(内藤誉三郎君) 私も承ったことは確かでございますけれども、こんなに詳細に聞いたのは私本当は初めてなんです、こちらでよく伺っていましたがね、あなたのおっしゃるとおり。しかし、これほど直接責任者から伺ったのは私は初めてだと、こういう意味で御理解をいただきたいと思います。 それから、私学の運営の根本は何といっても理事会ですから、理事会が正常に動いてないんですよ、この学校は。だから、根本は理事会
○国務大臣(内藤誉三郎君) 実は、私もいま詳細に承ってびっくりしたんですが、こういう学校が日本にあるのかと思って、私も驚いているわけですが、問題は、私学の根本は理事会ですから、理事会が何をしているかということなので、理事会が運営していないんじゃないかと私は思うので、やっぱり私学の運営は理事会が根本だから、理事会が健全な運営をしていただきたい、こう願っておるものであります。
○国務大臣(内藤誉三郎君) 山中議員の御質問にお答えいたします。 教科書においては、教科の目標、内容等に照らして適切な年代の表示方法がとられることが必要であり、特に社会科の日本の歴史の年代については、元号及び西暦を学ぶことが学習を進める上に必要であるので、教科書の検定において元号と西暦の併記を求めることもございます。しかし、これは元号法制化の前と後とは関係ないのでございまして、従前どおりでございますから
○国務大臣(内藤誉三郎君) 野田議員の御質問にお答え申し上げます。 小中高等学校の学習指導要領においては、元号の取り扱いについて直接触れてはいませんが、学校における実際の指導では、元号が歴史的事実として定着しているということでもあり、たとえば歴史学習において、政治、文化などに関する歴史的用語として、また年代の表示方法として使用されてまいりました。元号の法制化後においても、現在の学校教育における指導
○内藤国務大臣 日本の教育は相当高く評価されていると思うのです。特に戦前は、御承知のとおり、ヨーロッパと同じように複線型でした。終戦後はアメリカの制度を学んで単線型にいたしましたので、すばらしく普及したので、私は世界的に見てもそんなに遜色はないだろう、こう思っております。
○内藤国務大臣 後期中等教育につきましては、木島先生御存じのとおり、わが国では大体私学が三割近くあるのですよ。ですから、私はとても無償の方向にまだ向いていないと思えるのです。
○内藤国務大臣 私は統括というようなことを言ったような記憶は実はないのですけれども、ただ、要するに、今後青年の家、少年の家とか関係団体がたくさん出るから、そういう意味で、このオリンピックセンターがやはりその中心的な機関として連絡、調整をするわけですから、そういう意味でございます。
○内藤国務大臣 統括するという意味じゃなくして、とにかく連絡、協力をするわけですよ。 少年、青年の家がたくさんできたのですよ。そういうものと連絡、協力をしながら青少年活動を活発にするには、特殊法人でやるよりは国立の機関の方がいいと私は思うので、それがたまたま一緒になったということで、そういうふうに御理解をいただきたいと思うのです。
○内藤国務大臣 あなたのお考えはよくわかりますけれども、実は、このオリンピックセンターというのはオリンピックのときの宿泊所だったんですよね。そういういきさつで、これは宿泊中心の特殊法人だったわけです。 ところが、あなたがいま御指摘のように、その後全国に青年の家、少年の家ができてきた。ですから、そういうものを統括して青少年団体の指導を徹底するためには、やはり特殊法人よりは直轄の方がいいので直轄をつくれとおっしゃるのだから
○内藤国務大臣 一応この法律でまずスタートさせていただきたい、そして今後改善すべき点があれば改善いたしたいと思っております。
○内藤国務大臣 全く同感でございまして、日本の将来にとって非常に大事なものですから、私も各党の意見を十分拝聴してより完全なものを——いま私どもの出しているものはいいものだと思いますが、今後いろいろ問題が残されておりますから、そういう問題についても御協力を得たいと思っておるのであります。
○内藤国務大臣 これは、放送という手段を通じて大学教育を国民に普及させる、そして、いま試験地獄で悩まされている子供たちがだれでも大学に入学できるような機会を与えたい、こう思うのでございます。 〔森(喜)委員長代理退席、委員長着席〕